2022年、あけましておめでとうございます
今年も、CREA銅版画工房をよろしくお願い致します!

昨日、3版の重ね刷り、本摺りをしました。
版の上が丸くなっているので、重ね刷りのズレが起こるのではと
ちょっと心配でしたけど綺麗に摺れました。
シャルボネと文房堂製のインクを混ぜて使っているのですが、
シャルボネ製のは、とても油膜が多くて、
油膜のコントロールに気を遣わないと色が鈍くなりすぎるので
注意が必要でした。

でも、油膜をコントロールしてインクのふき取りをすると、
繊細な表情が出せることに気づけたのは収穫です。
でも、これって自分にしか摺れないってこと。
絵を描く感覚ですから。
それにしても、シャルボネのインクの値段の高さには唖然とします。
1本5000円とか普通にしますから。。。
なので、文房堂製では無い色味だけを使うのが得策か。

寒い冬は、銅版の上にひいているグランドをニードルでひっかいているとき、
パリッと剥がれては困るところが剝がれてしまうということが多々起こります。
そんな時は、このように、小さいサイズのホットカーペットを使用。
キレイに線が描けます。
悩みが一気に解消されますよ。