新メンバーのIさんが、シリコぺ紙版画というものを実演して見せてくれました。
シリコぺ紙版画とは、紙とシリコンと、変性アルコールと油性インクがあれば
比較的簡単にできる版画だそう。
因みに、インクはシリコぺ専用のインクがあるそうです。
シリコンはホームセンターで買ったそう。
「作り方」
1,ボール紙に油性インクや油性マジックで絵を描き、シリコンを刷毛で均一に塗る。
2,一日置いた版の油性インクで描いた部分を、アルコールを含ませた布で優しく擦り、剥がす。
3,インクをスポンジローラーで詰める。
4,プレス機を使い、版に紙を載せ刷る。
というような手順でした。
↑ Iさんのユニークなシリコぺ紙版画。
◎シリコぺ紙版画の長所と感じたこと・・
1,銅版画と違い、寒冷紗でインクをふき取る作業が無いので早く摺れるしテクニックが比較的簡単
2,刷るための紙を濡らさなくてもいい
3,支持体が紙なので、安上がり
4,イラスト系の単純な絵柄に向いているように思う
5,小さな作品であれば、パスタマシーンでも刷れる(圧力が銅版プレス機ほど必要ない)
◎短所と感じたこと(あくまで主観ですのでお許しください)
1,銅版画のように、凹の部分の深さに抑揚が無いので深さが均一な線。それによって、線の抑揚や表情は銅版画に比べてあまり無い
これは、ただ見ていた感じたことなので、実際に自分が体験したらまた違ったことを発見するのでしょう。
色々な技法が開発されて、楽しいです。