銅版画は、線描だけで描いたさらっと出来てしまうものもあるけど、
どちらかといえば時間をかけて仕上げる場合が多いです。
CREAのメンバーさんも、納得いくまで制作されることがほとんどのよう・・・
銅版自体も安いものではなかったり、工程があれこれ複雑だったりなので、
大切に時間をかけてじっくり取り組まれているようです。
半年以上かけて制作されたやや大きめの作品。
空間と光の加減を意識して廃墟を制作。
蔵書票です。自画像なのだそう。
枠の細いふちどりは、なんとマスキングテープを駆使して、黒ニスでレタリング!
納得がいくまで、とことん完成度を高めました。
2版と1版のみで摺った作品。
2版で作った版画は、主版をアクリルガラスを使用し、
もうひとつの色版は、紙版画で作りました。
紙版画には、ジェッソでマチエールをつくり変化を出しています。
以前旅行したヨーロッパの建物、風景のイメージ。
必ずしも銅版を使わなくても、
アクリル板や紙版をドライポイント技法を中心に制作すれば、
このようなものが作れます。