休日に音楽の練習も兼ねて、車で約20分の稲荷山公園に行きました。
そうしたら思いがけずも、隣接の博物館で、山下清展をやっているではありませんか!
山下清といえば、TVでもドラマ化されて有名になったあの方、
裸の大将!
まだ、うちの子供たちがまだ小さかった頃、あまりにも前なので
いつだったか正確には思い出せないけど、
確か、立川のデパートの美術催事場で観て以来・・
その時観た、風景に一つ眼の怪獣がいるユニークな貼り絵が、ふと脳裏に浮かびました。
山下清は、知的障害児で、千葉の「八幡学園」に入園していました。
因みに、八幡学園は昭和3年開園。今年設立89年なのだそう。
清は、ここで貼り絵に出合い、熱中する。
6年半、学園で過ごし、その後15年半に渡って、放浪を続ける。
その後、展覧会を東京で開催。
1971年に脳出血で49歳でお亡くなりになりました。
几帳面な貼り絵で、色彩は同系色をうまく響き合わせ、
画面構成がピシッと決まっているなあ~
という印象・・
日常の何気ない生活の様子を素直に貼り絵にしている。
八幡学園には、清以外にも絵や貼り絵に能力を発揮していた子供たちがいたそうです。
それらの作品もたくさん展示されていました。
みな個性豊か・・
八幡学園の指導理念は「踏むな 育てよ 水そそげ」
なのだそう。
やけに、心にしみる言葉です。
また、狭山市立博物館内には、アケボノゾウの骨格標本が展示されています。
昭和60年に、狭山市笹井ダム上流に入間川左岸の崖から、
170年前のアケボノゾウの骨格化石が、
ほぼ完全な形で発掘されました。
アケボノゾウは、今から250~100万年前に生息していたゾウのなかまで、
体高は1,5メートル~1,8メートル
体重は2~3トン
アジアゾウより小ぶりで長い牙をもつ。
日本と大陸が地続きだった時代に東アジアやインド方面から
日本に移動してきたそうです。
アケボノゾウ化石出土は、石川、長野、神奈川などでも
歯の部分が発見されています。
狭山で発掘されたアケボノゾウは、頭部を除く身体全体の化石が
出土されていて、全身というのは全国では初めてなのだそうです。
ゾウと縁の深い狭山なのでした☆