上野の国立博物館に、縄文展を観に行ってきました。
社会の教科書などで、知識はあっても、
実物をこれほど沢山観る機会は無かったので、
行って良かったです。
火焔型土器の造形は、デコラティブで迫力あり、観ていて恐い感じもします。
実用的ではなく、まつりごとなどの時使用されたのだと・・
迫ってくるような模様と形は、厳しい自然と直に戦いながら
生活をしていかなくてはならない激しい縄文人の精神の表れで、
祈りの結晶の形なのでしょうか。
生命力に満ち満ちています。
また、土偶は抽象的で、どこかユーモラスな印象のものが多かったです。
アフリカの古代の彫刻なども、抽象的なものがあるけれど、
縄文の土偶に似たところがあると思います。
そぎ落とされたシンプルな形の美しさ・・
立派な美術品を作ろうと意図したものではなく、
あくまで生活のど真ん中で、信仰心から生まれた形の美。
次に、先月メンバーの作った版画から、数点ご紹介
縄文的なものに感化されて作っておられました。
ドライポイント・Sさん
モノタイプ・Sさん