命日

今日、5月26日は、井の頭の象はな子さんが亡くなってからちょうど2年目。

今週の木曜、象舎まで行ってきました。

平日なので人もそんなに多くなく、幼稚園か保育園の団体さんが何組かいました・・

象舎を観ていたら、幼稚園ぐらいの子供が数人近寄ってきて、

「ここは、広い場所だね。」と、話かけてきたので、

私は「象にしては狭い場所なんだよ。ここで、62年間、一人で暮らしたの。」と答えました。

「僕、知ってるよ。2年前に死んだんだよね。」と一人の子供・・

「そう。あそこの部屋で亡くなったんだ。象は、立てなくなると死んじゃうんだよ」と、私。

「ふーん」と子供たち・・

テレビが設置してあり、ビデオが流されています。

はな子さんが、2歳半で日本に来たときから、おばあさんになったときまでの

色々な出来事を観ることが出来ます。

こんなの、描いてみました。

和紙に鉛筆、絵の具、色鉛筆で・・

お亡くなりになられた飼育員さんの山川清蔵さんとはな子。

山川さんは、40年間はな子さんの飼育担当だった方です。

飼育員さんの中では、一番長くはな子さんと関わった方。

はな子さんは、まだ新しい象舎のプールに慣れていなくて、

山川さんがバケツの水をかけたりして、プールにはな子さんを誘導するのですが、

はな子さんは、なかなか言うことを聞いてくれません。

水の中にパンを入れたりして、苦心している様子。

「アサギマダラとはな子」銅版画