気が向いたので♪
数か月前に、ホームセンターで、無臭の柿渋を買ってきていたのを、使ってみることにした。
手持ちのショールを3つ染めてみることに・・
大ざっぱな自分は、適当に水で3~4倍程度に薄めて布を浸けてみた。
うちの工房に来ているメンバーで、染めの専門の方がいるので、
よくよく聞いてみたら、もっと薄めて、使うのがいいらしいことが、後に発覚!(笑)
染めては干して日光に当てるのを、何度か繰り返すのが、やり方なのだそう。
干すと、色が濃くなるらしい。不思議だ~
干す前に、良く絞らないと、液が垂れて染めムラの原因に(^_^;)
自然な、いい茶色に染まった♪♪♪と、大満足♡
ショールだから、染めムラも味になるけれど、染めムラを無くすのは
ちょっと技術が要りそうだ。
干すときに、皺を伸ばすのが肝要らしい。
刷毛で塗る方法もあるようだし・・
染色は難しそう~
柿渋の歴史は古くて、10世紀から、漆の下地に柿渋がぬられていたそうだ。
和紙や壁にも塗られたり、漁師が使う網や、忍者の服にも使われたらしい。
忍者は黒い服のイメージがあるけれど、本当は茶色の方が目立たなくて都合が良かったとか・・
そういえば子供の頃、家に、一貫張りの籠や、番傘があって、
それらは柿渋が塗られていたのを思い出す。
独特のツヤと色だった。
30代の頃には、知り合いの酒蔵のおばさんから、
柿渋の酒袋を何枚かいただいてタペストリーを作ったりもした。
柿渋は、防水、防虫効果に優れていて、昔は、漢方や傷口に塗ったとか。
また柿渋は、作るのが大変で、まだ青い渋柿をミキサーなどで砕き、
1年ぐらい寝かせておくと、茶色になるのですって。
使えるようになるまで2年はかかるそうだ。
これは、染め物には関係ありません。
染めに詳しいTさんからいただいた、山形の蕨♪
味付けをして煮て食べた。
美味しかった~、ありがとうございました。