原版マチエールの違いは色々あって面白い!

この画像は、主に、エッチングで点描の集積による凹凸で作った、銅版の原版です。

ある日、メンバーのTさんと、銅版画の原版をスマホで撮って、拡大してみるという

遊びをしてみました。

Tさんのスマホは、画素が高いので、拡大すると、顕微鏡のように

細かく見ることが出来たけれど・・・

わたしの格安スマホでは、残念ながら、粒子が荒くてあまり細かく見ることが出来ない(^_^;)

違いを見せつけられてしまいました。

そんな遊びも、たまには面白いし、

あらためて、銅版画のマチエールの多様さ、腐蝕によるもの、よらないものの違いを

はっきり見ることができて、興味深いものです。

これは、ディープエッチングによる原版です。

1時間以上、面と線を腐蝕しているので、ごっつい肌ですね・・

これは、メゾチントの肌です。

腐蝕に頼らない技法、

繊細なマチエールですね。

比較的、銅の板の浅いところだけで、絵作りをします。

銅版画には、まだたくさんの技法があり、マチエールも多様です。

絵のどこの部分に何の技法を取り入れるのか、考えるのも

銅版画の面白いところではないでしょうか・・

ところで、最近あたらしい題材で、作品をつくり始めました。

画像は、アイデアスケッチ。

井の頭のゾウはな子の生涯を描き終えて以降、

本形式のものに目覚めてしまい・・

江戸時代に日本に来たゾウのことを、たまたまインターネットで見つけたのがきっかけで、

それを調べて1冊の本を書かれた方の本を取り寄せてみたら、

読んでいて惹きこまれるところが多々あり、

それを描いてみようと・・・♪

色んなシーンが描けそうで、楽しみです。

生き物を飼っていると気軽に旅行出来ないけれど、

これからしばらく、江戸時代にタイムスリップして、

旅してみたいと考えています。

途中で飽きちゃうかも?笑

だけど、とりあえずやってみる!♪