島根県の石見地方から、和紙の原料である楮を取り寄せました。
今年作る版画を、その和紙で摺るためです。
去年、この時期にかなり大判の和紙を漉いたのですが、腰に負担がすごいし大きな水槽の準備とか
大変だったから、小さい物を漉くことにしました。
ウェットな状態で送ってもらい、使うまでは冷蔵庫で保管。
冷凍しておけば、なお日持ちします。
木枠は、数年前に手作りしておいたもの・・・
木枠の間に挟む網がなかったので、葦簀をカットして代用しました。
暫く普通に漉いていたら、つまらなくなったので、顔料を混ぜてみたり円形の型を利用して作ってみました。
手間暇はかかるけれど、実は安上がりでもあるのです。
こんなゴワゴワした紙に絵を描くのは、かなり困難だけど、銅版画はたくさんの圧力をかけるので、
全く問題なく摺れるからいいです。