懐かしさを感じる高橋シュウ銅版画集


インターネットでいろいろ検索中に、偶然に気になる画集を見つけました。
以前、どこかで見たような気がするけれど、画集があることがわかり、すぐさま購入しました。
それが、この高橋シュウ銅版画集です。
発行・ARTボックスインターナショナル。著者・高橋シュウ
描かれているものは、西洋的な建築物や、船、飛行機、草花など・・

和紙に摺られており、色はステンシルの技法で施されているのだそう。
ベースの黄土色が何ともあたたかくて、懐かしい。
見せ方が絶妙だなあ~と、しみじみ。

わたしも和紙を使うのが好きで、故郷島根県石見地区の和紙工房から楮を取り寄せて、紙漉からやることもあります。
30代の頃、まだ銅版画を始めていない時期は、いちばん手すきの和紙にはまっていました。
色々な色の顔料を混ぜて漉くと、魅力的な色の和紙ができて、興奮したものです。
その上に顔彩などで、動物の絵を描いたりしていましたっけ・・・


これは、去年末に自分で漉いた楮に銅版画を摺ったもの。
石州楮100パーセントを使用。
また以前のように、少し顔料を混ぜて色味を変えた和紙を漉いてみたくなりました。


この写真は、智光山公園・ひょうたん池のそばで鴨が枯れた雑草を食べているところです。
皆、食事に夢中でした。
人が近づいてもあまり驚きません。
人と野鳥が共存していて、気持ちのいい時間が流れておりました。
ここは鴨にとって、とても居心地の良い場所のようです♪