トスカーナの銅版画家・ブラチェルリは、1624年、
ピエロ・ド・メディチ公爵に、48葉の銅版画集を献じたという。
「迷宮としての世界」グスタフ・ルネ・ホッケ著(岩波文庫)に
興味深い図が、紹介されている。
4点引用させていただく。
![](https://i0.wp.com/crea-douhanga.info/wp-content/uploads/2018/11/IMG_1310-2-300x226.jpg?resize=330%2C248)
「俳優」
![](https://i0.wp.com/crea-douhanga.info/wp-content/uploads/2018/11/IMG_1313-2-300x230.jpg?resize=330%2C253)
「兵士」
![](https://i0.wp.com/crea-douhanga.info/wp-content/uploads/2018/11/IMG_1309-300x231.jpg?resize=330%2C254)
「舞踏家たち」
![](https://i0.wp.com/crea-douhanga.info/wp-content/uploads/2018/11/IMG_1308-3-300x231.jpg?resize=330%2C254)
「球戯者」
ピカソやレジェのキュビズム以前に、
このようなマニアックで、
当時としては斬新な銅版画を作っていた先達が存在していた。
奇妙で、ユーモラスなロボット人間・・・
余談だが、石膏像のメディチは、ミケランジェロ作だそう。
もともとは、メディチ家のお墓の一部らしいが、
ミケランジェロはほとんど作らないで、途中で
投げ出してしまったらしい。
メディチ家が、あまりお好きではなかったようだ。