「迷宮としての世界」グスタフ・ルネ・ホッケ著、岩波文庫発行
のなかに紹介されている、画家であり版画家のルーカ・カンビアーソ。
挿絵の版画が斬新なので、驚いた。
時は、ルネッサンス時代・・・
ルーカ・カンビアーソは、1527年、イタリアのモグネリアで生まれた。
ジェノバの宮殿の装飾画などを手掛けた作家。
2枚紹介したい。
「カルバリオ」
「人体の群像」
同一人物の版画だ。下のは、キュビズムを先取りしたような銅版画・・
時代を、一気に飛び越えている。
レンブラントは、カンビアーソの熱烈な収集家だったらしい。
このような斬新な版画だけではなく、
この時代に一般的な、
キリストの誕生の絵や、キューピットの絵など、
古典的なものもたくさん残している。