メンバーKさんは、はじめてフォトポリマーグラビュールに挑戦されました。
これは2日目の様子
まだ完成ではありませんが、途中経過で気が付いたことなどを述べてみたいと思います。
下準備をした版に、OHP用紙を乗せ紫外線を当てました。
その日は気温が25度。
なので、フィルムを張った銅版は冷蔵庫で保管したものを使用。
というのは、暑さに弱いデリケートなフィルムだからです。
現像の温度も、保冷材で調整・・、
なんせ、デリケートな扱いを要するので、一つ一つの動作を慎重にしなければいけません。
失敗した場合のため、2版用意しました。
現像の過程は手作業ですから、手の動かし方ひとつで仕上げが微妙に異なるのです。
刷り一枚目は、こんなふう
女の子の顔が同じ面積で画面が2つに分かれているのが気になります。
とても、きれいな版を作れたのですけれど・・・
というわけで、2枚目は、一人の女の子に色インクを混ぜて、変化をさせてみました。
腐蝕も、全部同じ時間にしないで、左から腐食液に浸し、右は少しだけの腐食を
試みたのですが、それほどの効果は出なかった感じ・・・
そして~、
どこでそうなったのか?版のフィルムに傷が入ってしまいました。
恐らく版を現像するときか、フィルムの表面のビニールを剥がすときか、
そのどちらかの時と考えられます。
この作品はこれで終わりではなくて、何かしら手を加えてゆくと思われるので、
また経過を書いてゆきます。